鎌田慧さんからのコメント

大地から引き剥がされた人間の生活が、いかに根拠を喪ったか。

福島原発爆発事故に故郷を追われた人びとのさまざまな悲劇が伝えられている。

このドキュメンタリー映画は、決して人間的なものではなかった

カネ、効率、従属、屈服など、工業社会の犠牲になっていた都会の生活が決して人間的なものではなかった、とあらためて思い知らせてくれた。

それが原発事故の悲惨が示した、唯一の希望である。